イベント

>>キリムについて

「キリム」とは?

 キリムは、家畜とともに移動して暮らす遊牧民が、自分たちの生活用具として作った織物です。素材は、彼らの身近にいる羊、ヤギ、ラクダなどの毛が使われています。羊毛にはない白い色を出すために、市場などで手に入るコットンを混ぜることもあります。
 同じ織物でも、絨毯は縦糸と横糸に結び糸(パイル糸)が加わり、毛足のある立体構造。キリムは縦糸と横糸だけで構成されているため、絨毯のような毛足はなく、平らであることが大きな特徴です。
 キリムはトルコ語で、「平織り(つづれ織り)の技法で織られた、羊、ヤギ、ラクダなどの毛の織物」という意味です。イランではギリム、アフガニスタンではケリムと呼ばれます。トルコ産のキリムはいち早く欧米に紹介され、世界的評価も高まったため、キリムという名が広まりました。日本でも欧米と同様にキリムと呼んでいます。

 橋本家具では常時数十点のキリムを取り揃えています。また、キリムを利用して作られたテーブルクロス・タペストリー・クッションカバー・ハンドバッグなどの小物も販売しています。使い方によって変幻自在なキリムの魅力を、ぜひ一度足を運んでお確かめ下さい!!
キリムとは?

キリムの豆知識

キリムの歴史

 キリムの歴史は絨毯より古いといわれています。その理由は、平織りのキリムは絨毯のテクニックより単純であるため、より古い起源を持つと考えられるからです。
 現在、歴史上いちばん古いとされている絨毯は、紀元前5〜6世紀のものです。キリムについては、トルコ・コンヤ地方にある紀元前6000〜7000年の遺跡で、キリムのデザインが描かれている壁画が発見されています。
 現存するキリムでは16世紀のものが認められていますが、織物で、しかも日常使いされていたキリムは、古い資料などもほとんど残されていません。現在、完品として残っているものは、古くても100〜200年前のものです。

キリムの文様

 キリムの文様は、身近にある自然や動物などを数多くモチーフにし、直線で幾何学的にデザインされたものが大半です。
 文様にはそれぞれ隠された意味があり、織り手である女性の恋愛、結婚、安産などの願いや、嫉妬などの思いも反映されています。
 しかし、長い歴史のなかで伝承されてきたため、直線的な織りに合わせて抽象化されていることもあり、同じ文様にもさまざまな説があります。
 文様の持つ意味は想像の域を出ないとしても、織り手の願いが伝わってくるような個性的な文様は、キリムの大きな魅力です。

オールドキリムとニューキリム

 キリムには、織られた年代によって3タイプに分けられます。100年以上前のアンティーク、約40〜100年前のオールド、新作のニューと呼ばれるものです。
日本のキリム専門店にはオールドも豊富にそろっていますが、現地で買い付けた値段やメンテナンスなどは店によってさまざまです。年代が浅いオールドでも、天然染料を使い、意図の撚りや織り目がしっかりして、模様が美しく描かれたものは、アンティークと同様に高価です。
 近年は遊牧民が激減しているため、これらのオールドキリムは希少価値となってきています。価格が手頃なニューは現在、トルコなどの工房で作られているものです。しかし手紡ぎの糸を天然染料で仕上げたものはやや高価になります。
 インテリアアイテムとして楽しむのなら、年代や価値よりも、無理のない範囲の予算と、置く場所とおよそのサイズを決めて、色や模様の印象などで選ぶとよいでしょう。

よいキリムの見分け方

 表面に光沢があり、さわりとコシがあるものは、上質の羊毛を使用しています。糸の撚りが強く、織り目も詰まっていて、ていねいな仕上がり、確かな染色のものは品質のよいものです。オールドやアンティークのキリムは、実用品としてはもちろん、美術工芸品的な価値もあるので、歴史的背景や希少価値など、品質以外の面でも評価されます。
 色合いは、天然染料を使っていると、新しいものでも落ち着いた深みのある色調で、化学染料の場合は、鮮やかな発色になります。キリムの表と裏の色を見比べると、表は色が褪せていて、裏は色鮮やかなものがあります。この場合は、織り上がった新しいキリムを日焼けさせたり、薬で色を薄くしていることも考えられます。
 オールドキリムで気に入ったものがあれば、山地や部族、織りの技法、織られたままのオリジナルであるかどうかなどを聞いておくと、購入の際の参考になります。
キリムとは?

橋本家具のキリム展

橋本家具では、不定期にキリム展を開催しています。日程などについては、こちらからご覧いただけます。

会場内の様子

リビング風のレイアウトで

純和風の家具にもしっくり馴染みます

たくさんのキリムを取り揃えています

キリムを使った小物たち

ソファやクッションのカバーにも


コーディネート・施工例

橋本家具工芸でキリムをご購入いただいたお客様のお宅の施工例をご紹介します。(クリックで拡大)

キリムのお手入れ

 日頃の手入れは、掃除機でホコリをとり、ときどき戸外で陰干しをします。
 キリムは天然染料、化学染料にかかわらず、水洗いすると色落ちすることがあります。ぬらしたタオルなどで赤や青などの色の濃い部分をこすってみて、タオルに色がつくようなら、敷物の扱いに慣れているドライクリーニング店へ。キリムを購入するとき、その店で選択方法や専門のクリーニング店を紹介してもらうと安心です。
 水で色落ちがなければ、風呂場などに広げて、折り目に沿って軽く水洗いか、ウール専用洗剤で洗います。たたんで洗濯機に入るものは軽く脱水し、形をととのえて陰干しを。

 また、端のほつれや穴が空いてしまった場合でも、専門店による適切な修復がされれば、目立たないように直すことができます。

Copyright (C) 2002-2010 橋本家具の手作り工房. All Rights Reserve
ホームイベント家具仕事風景設置例会社案内お問い合わせ | リンク | リンク | ショッピング